名古屋の実家を売却するには?親名義・相続後の進め方と実家じまいの注意点

「親が施設に入ることになり、名古屋の実家が空く」「東京で暮らしていて、もう実家に戻る予定はない」
実家の売却は、ふつうの家の売却と違って、名義が親のままだったり、家財や仏壇が残っていたり、家族の気持ちの整理が必要だったりと、先に片付けておくことがいくつもあります。
この記事では、名古屋の実家を売るときに押さえておきたいポイントを、「親が元気なうちに売る場合」と「相続した後に売る場合」に分けて解説します。売るか残すかの考え方や実家じまいの進め方、売り方の選び方までまとめていますので、家族で話し合うときの参考にしてください。
名古屋の実家を売却する前に知っておきたい結論
最初に結論をお伝えします。名古屋の実家を売却するときは、まず「名義人は誰か」と「その人が自分で手続きできるか」を確認することが出発点です。
親が存命なら売主は親本人で、子が勝手に売ることはできません。親が亡くなっているなら、相続登記で名義を変えるまで売ることはできません。どちらの状況かによって、必要な手続きも使える税金の特例も変わります。
そのうえで「いつまでに売りたいか」「いくらで売りたいか」を家族で話し合い、時間をかけて高く売るなら仲介、早く確実に手放すなら買取、と売り方を選ぶのが基本です。

親が元気なうちに実家を売る場合のポイント
親が老人ホームに入る、子の家の近くへ引っ越すといった理由で、親の存命中に実家を売るケースも増えています。
売主は名義人である親本人
子が窓口になって不動産会社とやり取りするのは問題ありませんが、売るかどうか、いくらで売るかは親本人が判断します。まず法務局で登記簿(登記事項証明書)を取り、名義が親1人なのか、亡くなった祖父母の名義のまま残っていないかを確認しておきましょう。親が何度も立ち会えない場合は、委任状を出してもらい子が代理で手続きを進める方法もありますが、親本人に売る意思があることが前提です。
認知症になると売却が難しくなる
親の判断能力が低下すると、本人の意思で契約できなくなり、委任状も使えません。その場合は家庭裁判所で成年後見人を選んでもらう必要があり、時間と手間がかかります。売却を考え始めたら、親が元気なうちに家族で方針を決め、必要なら家族信託や遺言書など、元気なうちにできる備えを司法書士などの専門家に相談しておくと安心です。
親が住んでいた家なら特例を確認する
親が自分で住んでいた家を売る場合は、マイホームを売ったときの3,000万円特別控除を使えるケースがあります。住まなくなってから売るまでの期間などに条件があるため、施設に入って空き家になった実家は、早めに税務署や税理士に確認しておきましょう。
相続した後に名古屋の実家を売却する場合
親が亡くなった後は、遺言書の有無を確認し、相続人全員で誰が実家を受け継ぐか(売って代金を分けるか)を話し合います。そのうえで相続登記をして名義を変えれば、売却できるようになります。2024年4月から相続登記は義務になり、相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内に登記する必要があります。
税金面では、一定の条件を満たす相続空き家を売ったときの3,000万円特別控除が使える場合があります。対象は昭和56年5月31日以前に建てられた家などで、売却の期限もあるため、相続後は早めに動き出すのが得策です。相続登記や税金の流れは名古屋で相続した不動産の売却でくわしく解説しています。
実家は売る・貸す・残す?選び方の目安
実家を手放すことに抵抗を感じる方も少なくありません。気持ちの整理とあわせて、次の目安で考えてみましょう。
| 選択肢 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 売る | 住む予定の家族がいない、管理に通えない、相続人で分けたい | 思い出の品や仏壇の整理が必要 |
| 貸す | 駅に近いなど借り手が見込める、将来戻る可能性がある | 修繕費や管理の手間がかかる |
| 残す | 近い将来、家族が住む予定がある | 空き家の間も固定資産税と管理が必要 |
空き家のまま放置すると、建物は傷み、管理されていない空き家は「管理不全空家」などに指定されて固定資産税の軽減が受けられなくなるおそれもあります。迷ったときは、売った場合の金額を一度確かめてから判断するのがおすすめです。考え方の整理には売却方針の決め方も参考にしてください。
名古屋の実家を売却する流れと実家じまいの進め方
実家の売却は、おおむね次の流れで進みます。
- 名義と家族の意向の確認:登記簿で名義を確認し、売るかどうか、売却代金の分け方を話し合います。
- 査定・売り方の決定:不動産会社に査定を頼み、仲介か買取かを決めます。
- 実家じまい:家財や思い出の品を整理します。
- 契約・決済・引き渡し:売買契約を結び、代金を受け取って名義を移します。

片付けは「残すもの」を先に決める
実家には、権利証や通帳、写真、親戚から預かった品など、捨ててはいけないものが紛れていることがあります。業者に頼む前に家族で一度集まり、残すものを先に決めておきましょう。仏壇は宗派やお寺とのお付き合いもあるため、家族の話し合いを先に済ませておくと安心です。なお、買取の場合は家財が残ったままでも買い取ってもらえることがあります。
解体は売り方を決めてから
古い実家は「更地にしたほうが売れる」と考えがちですが、解体には費用がかかり、更地になると住宅用地の特例が外れて固定資産税が最大で6倍程度になる場合があります。建物付きのまま買いたい人もいるため、解体は不動産会社に相談し、売り方を決めてから判断しましょう。
名古屋の古い実家で確認しておきたいポイント
名古屋市内には昭和40〜50年代ごろに建てられた家も多く、実家の売却では次の点が査定や売れやすさに影響します。
- 建物の状態と築年数:耐震性や雨漏り、シロアリ被害の有無など。古い家は建物より土地の条件で評価されることが多くなります。
- 駐車場と前面道路:車社会の名古屋では、車を何台置けるか、前面道路の幅も買い手が気にするポイントです。
- 境界と登記:昔からの家は隣地との境界があいまいだったり、増築部分が未登記だったりすることがあります。
- 法令上の制限:用途地域や建ぺい率・容積率は、名古屋市の都市計画情報提供サービスで確認できます。

名古屋を離れて暮らしている場合でも、電話やオンラインで相談し、書類を郵送でやり取りすれば、何度も帰省せずに売却を進められることが多いです。
実家の売却は仲介と買取どちらが向いている?
駅に近い、建物の状態がよいなど条件の整った実家で、時間に余裕があるなら仲介で相場に近い価格を目指すのが基本です。一方、次のような場合は買取も検討する価値があります。
- 相続人で早く代金を分けたい、相続税の支払いなど期限がある
- 遠方に住んでいて、内覧の立ち会いや空き家の管理が難しい
- 古くて傷みがあり、片付けや修繕をせずに手放したい
- 近所に知られずに売りたい
買取は不動産会社が直接買主になるため、買い手探しや内覧が不要で、条件がまとまれば短い期間で売却できます。その代わり、価格は仲介より低くなるのが一般的です。どのくらい下がるかは会社の買取の目的や経費の見込み方で変わるため、金額だけでなく、その根拠を説明してくれるかどうかも比べましょう。古い実家が空き家になっている場合の売り方は名古屋の空き家買取でも紹介しています。
なお、再建築が難しい土地や借地の上に建つ実家などは、扱える会社が限られます。こうした実家も、売れるかどうか、どんな方法があるか、まずはご相談ください。
名古屋の実家の売却でよくある質問
親が施設に入っています。子が代わりに売れますか?
親本人に売る意思と判断能力があれば、委任状を出してもらい子が代理で手続きを進められます。判断能力が十分でない場合は、成年後見の手続きが必要になります。
名古屋から遠くに住んでいても実家を売れますか?
売れます。電話やオンラインでの相談、郵送での書類のやり取りで進められるケースが多いです。
実家を売ったお金は兄弟でどう分けますか?
売却代金を相続分に応じて分ける「換価分割」が一般的です。誰が売主になるか、どう分けるかは遺産分割協議で決めておきましょう。
査定を頼んだら、必ず売らないといけませんか?
いいえ。金額を聞いたうえで、売らない、または時期を見て売ると判断しても問題ありません。

まとめ:名古屋の実家の売却は名義の確認と家族の話し合いから
名古屋の実家を売却するときは、名義人が誰か、親が自分で手続きできるかを確認することから始めます。親が元気なうちなら判断能力があるうちに方針を決め、相続後なら相続登記を済ませて早めに動き出しましょう。売るか残すか迷うときは、まず売った場合の金額を確かめることが判断の助けになります。
名古屋不動産買取本舗は、転売ではなく自社の賃貸物件として不動産を買い取っているため、買取価格は周辺相場の8〜9割程度が目安です。買取と仲介で迷う方には両方の概算金額と期間をお出しし、相続の換価分割や司法書士など専門家のご紹介までサポートします。遠方の方は電話やZOOMでもご相談いただけます。くわしくは不動産買取りについてをご覧ください。
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