名古屋の不動産買取の相場は仲介の何割?安くなる理由と調べ方・高く売るコツ

「買取にすると安くなると聞くけれど、実際にはいくらくらい下がるの?」
「提示された買取価格が妥当なのか、自分では判断できない」
名古屋で家や土地、マンションの買取を考え始めると、まず気になるのが買取価格の相場ではないでしょうか。
この記事では、買取価格が仲介で売る場合の何割くらいになるのか、なぜ安くなるのかを整理したうえで、名古屋の最近の相場の動き、物件の種類ごとの傾向、相場を自分で調べる方法までをまとめました。提示された金額を見比べるときの物差しとして活用してください。
名古屋の不動産買取の相場は仲介価格の何割?
先に結論をお伝えします。名古屋の不動産買取の相場は、仲介で売れる価格のおおむね7〜8割が目安です。ただし、これは全国的によく使われる経験的な目安で、法律などで決まった基準ではありません。物件の状態や、買い取る会社の方針によって上下します。
状態によって6割を切ることも、9割近くになることも
買取価格の割合を大きく左右するのは、買い取った後にどれだけ手を入れる必要があるかです。手を入れずにそのまま使える物件なら仲介価格の9割近くになることもあり、反対に大規模な修繕が必要な物件や買い手がつきにくい物件では、6割を切ることもあります。「7〜8割」はあくまで真ん中あたりの数字と考えておきましょう。
3,000万円の物件で比べると
仲介なら3,000万円で売れそうな物件の場合、7〜8割で計算すると買取価格の目安は2,100万〜2,400万円です。ただし、手元に残るお金で比べると差は少し縮まります。
| 仲介 | 買取 | |
|---|---|---|
| 売却価格の目安 | 3,000万円 | 2,100万〜2,400万円 |
| 仲介手数料(上限) | 約105万円(税込) | かからない |
| 売れるまでの期間 | 3〜6か月程度 | 数週間程度 |
| 売れるまでの固定資産税・管理 | 売れるまで負担が続く | 短期間で終わる |
仲介手数料の上限は「売買価格の3%+6万円」に消費税を加えた額で、3,000万円なら約105万円です。さらに仲介では、値下げ交渉が入ったり、売れるまでの数か月間に固定資産税や管理の手間がかかったりします。実質的な差は、表面上の割合ほど大きくないこともあります。
買取価格が仲介より安くなる理由
買取価格は、ざっくりいうと「再販できそうな価格 − かかる費用 − リスク − 業者の利益」で決まります。売主が仲介で負うはずだった手間やリスクを、業者が代わりに引き受けている分が差し引かれていると考えるとわかりやすいでしょう。

リフォーム費用と再販までの経費
多くの買取業者は、買い取った物件をリフォームしてから売り出します。修繕やリフォームの費用、登記費用や不動産取得税、再販時の広告費などは、あらかじめ買取価格から差し引かれます。
売れ残りや値下がりのリスク
買い取った物件がすぐ売れるとは限りません。売れるまでの固定資産税や管理費、相場が下がったときの損失、リフォーム費用が想定を超えるリスクなども見込んで、価格は低めに設定されます。
買い取る目的によって金額は変わる
ここまでの理由は、すべて「転売」が前提です。転売を目的としない会社なら、再販の経費や転売益を見込む必要がないため、買取価格が高くなることがあります。
名古屋不動産買取本舗は、転売ではなく自社の賃貸業の物件として不動産を買い取っています。一般的な買取業者は相場の6〜7割程度を提示することが多いのに対し、当社の買取価格は周辺相場の8〜9割程度が目安です。業者のタイプごとの違いは名古屋の不動産買取業者の選び方でも解説しています。
名古屋の不動産買取相場の最近の動き
買取価格は「仲介で売れる価格」をもとに決まるため、名古屋の市場そのものの動きも知っておくと安心です。
前年より上がっている種類が多い
不動産ポータルサイトのLIFULL HOME’Sが公開している名古屋市の買取価格相場(2026年10月9日更新)では、前年の同じ時期と比べて、一戸建てが約1.42%、土地が約2.65%、マンションが約3.98%上がったとされています。このページは「買取は相場の7〜8割」という考え方にもとづき、一般的な相場価格の75%で買取相場を表示しています。
こうした数字は条件を決めて計算した参考値で、実際の買取価格を保証するものではありません。市場全体の流れをつかむ目安として見てください。
同じ名古屋市内でもエリアの差は大きい
市内でもっとも地価が高いのは、リニア中央新幹線の開業を見据えた再開発が進む名古屋駅周辺や栄などの中心部です。一方で、駅から離れた郊外の住宅地は、中心部ほど値上がりしていない地点もあります。「名古屋の地価が上がっている」というニュースが、そのまま自分の物件に当てはまるとは限りません。
このほか名古屋では、地下鉄の駅からの距離、車社会ならではの駐車場の有無や台数、海抜ゼロメートル地帯を含むハザードマップ上の浸水想定なども、価格を左右するポイントになります。
物件の種類ごとに見る買取相場の傾向
買取価格で重視されるポイントは、物件の種類によって変わります。

- 戸建て:立地や土地の形に加えて、建物の傷み具合で差が出やすい種類です。築年数が古く取り壊す前提になると、「土地の価格から解体費用を引いた額」が目安になることもあります。
- 土地:建物の傷みを気にしなくてよい分、仲介価格との差が比較的読みやすい種類です。前面道路の幅や接道、土地の形、境界が確定しているかで評価が変わります。
- 区分マンション:取引事例が多く、相場がつかみやすい種類です。駅からの距離や管理状態、修繕積立金の状況がチェックされます。
- アパート・収益物件:入居率や家賃収入、今後の修繕費が重視されます。満室か空室が多いかで買取価格は大きく変わります。
名古屋の不動産買取の相場を自分で調べる方法
業者から金額を提示される前に、自分でもおおよその相場をつかんでおくと、その金額が妥当かどうか判断しやすくなります。
無料で使える主な情報源
- 不動産情報ライブラリ(国土交通省):過去の取引価格や地価公示を、地域や物件の種類を指定して調べられます。
- レインズ・マーケット・インフォメーション:実際に成約した戸建てとマンションの価格を確認できます。
- 不動産ポータルサイト:近所で売りに出ている物件の価格がわかります。ただし表示されているのは売り出し価格で、実際に売れた価格はそれより低いことが多い点に注意しましょう。
調べた相場から買取価格の目安を出す
- 広さや築年数、駅からの距離が近い物件の価格を3〜5件ほど集める
- 自分の物件との違いを考えて、仲介で売れそうな価格の幅を出す
- その価格に7〜8割をかけて、買取価格の目安にする(傷みが大きい場合は低めに見ておく)
ここで出した金額は、提示額が大きく外れていないかを確かめるための目安です。価格を決める要素については不動産の適正価格の調べ方もあわせてご覧ください。最終的な金額は、現地を確認したうえでの査定で決まります。
相場より高く買い取ってもらうためのポイント
- 複数の会社の金額と根拠を比べる:買取では提示額がそのまま売却価格になります。2〜3社に依頼し、金額だけでなく「なぜその金額なのか」を説明してもらいましょう。
- 減額の条件を先に確認する:最初に高い概算を出し、契約直前に理由をつけて下げる会社もあります。どんな場合に金額が変わるのかを事前に聞いておくと安心です。
- 不具合は最初に伝える:雨漏りやシロアリ被害などを後から伝えると、減額や話の白紙につながることがあります。
- 書類と情報をそろえておく:登記の書類、固定資産税の納税通知書、図面、修繕の記録などがあると、不確かな部分をリスクとして低めに見積もられにくくなります。
- 大きなリフォームはしない:かけた費用ほど買取価格が上がるとは限りません。今の状態のまま相談するのが基本です。
買取の査定で見られるポイントや当日の流れは、名古屋の不動産買取の査定の記事で詳しく紹介しています。
相場の差だけで決めない、買取と仲介の選び方
金額だけを比べれば仲介のほうが高く売れますが、どちらが向いているかは事情によって変わります。
- 買取が向いている人:住み替えやローン返済などで売る期限がある、相続した家を早く分けたい、築年数が古く傷みがある、荷物を残したまま売りたい、近所に知られずに売りたい
- 仲介が向いている人:時間に余裕があり、状態の良い物件を少しでも高く売りたい
買取なら内覧の対応が不要で、条件がまとまれば短期間で現金化できます。迷ったときは、買取と仲介の両方を扱う会社に相談し、それぞれの金額と期間を並べて比べるのがおすすめです。
名古屋の不動産買取の相場についてよくある質問
相場より大幅に安い金額を提示されたら?
まずはその金額になった理由を聞きましょう。修繕費や権利関係など納得できる理由があるかを確認し、ほかの会社の金額とも比べてから判断するのが安心です。その場で契約を決める必要はありません。
買取価格は交渉できますか?
交渉の余地はあります。ただ、根拠のない値上げは通りにくいので、ほかの会社の査定額や修繕の記録など、評価につながる材料を示して相談するのが効果的です。
住宅ローンが残っていても買取で売れますか?
売却代金でローンを完済できれば売却できます。決済のときに残りのローンを返済し、抵当権を外す手続きを行います。

まとめ:名古屋の買取相場を知って、納得できる売却を
不動産の買取価格は、仲介で売れる価格の7〜8割程度が一般的な目安です。リフォーム費用や再販の経費、売れ残りのリスク、業者の利益が差し引かれるため低くなりますが、物件の状態や買い取る会社の目的によって幅があります。公的なデータやポータルサイトで相場をつかみ、複数の会社の金額と根拠を比べることが、納得できる買取への近道です。
名古屋不動産買取本舗は、転売ではなく自社の賃貸物件として買い取るため、仲介手数料はかからず、買取価格は周辺相場の8〜9割程度が目安です。最初に概算をお伝えし、現地を確認してから正式な金額をご提示します。減額を前提にした高い概算は出しません。詳しくは不動産買取りについてをご覧ください。
「うちの物件ならいくらくらい?」という段階でも大丈夫です。住所がわかれば概算をお出しでき、査定と相談は無料、しつこい営業もいたしません。仲介も扱っていますので、買取と仲介の両方の金額と期間を比べて選んでいただけます。名古屋の不動産買取は、名古屋不動産買取本舗にお気軽にご相談ください。